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2008年11月14日 (金)

*§血ぬれた君に《山ヒバ》

恐怖する。

その隙ない雰囲気に

後ろ姿に

*§血ぬれた君に


あいつは俺の憧れだった。


人間の中身を見た所で全く躊躇しない身のこなしは戦場に何度も足を踏み入れその白くて綺麗な手を真っ赤に染め上げた事に等しい。

その真っ赤に汚れた君を見るのがこの上もなく好きだ。


その射るような瞳で

俺を見るお前は俺を欲情させる。

「雲雀血まみれだぜ?風呂入ってきたらどうだ 」


「言われなくてもそのつもりだよ。こんな汚い血がついたままでいるなんて考えられないよ」

そう言うとバスルームへと入っていった。


血だらけの姿がそそる。


下手をしたら俺が危なかった。

シャワーのザァァアっと勢い良く水が流れてゆく音がしてつい想像してしまうのは雲雀の姿


白い素肌をさらして流れる暖かいお湯にしなやかな黒髪を濡らしつたたり落ちるお湯が体をぬらし、雲雀が気持ち良さそうにしている様が目に浮かんで顔がニヤける

(うわ…俺重傷。)

何も考えないようにしよう。
悟られないようにしよう。


そしたら意識は夢の中。

雲雀が優しい顔をして笑い俺もそれを見てハニカミ笑顔を見せる。


そんな幸せな夢。

幸福で暖かいひだまりのような夢物語

目が覚めると朝日と雲雀が除いていた。

「って……え!?あれ…?雲雀風呂に…」

グーで殴られた。

「バカじゃないの?僕は何時間風呂に入ってるの?」


「ってぇ…嗚呼そうか…んじゃかえっか」

ベットから立ち上がろうとした時にまたグーで殴られた。

「汚い血を付けて帰るつもり?」

嗚呼そうか。俺も血まるけなのか。

「一晩置いちまったしいくら皮膚についたとはいえ落とす大変そうだと思わねぇ?」


「たから何?」


「手伝っt「黙れ。この変態野球バカ。盛るな」

独りで湯ぶねにつかって血をこする。


うん。なかなかの因縁の血だ。まるで呪いのようだ。


「落ちた…のかい…?」

ぼそりと呟いたその一言はひどく自分に響いた。

「髪の毛は切らないとダメかもな〜」

ハハハと笑いながら心泊数が上がるのがわかった。

「髪の毛なら洗ってあげるけど…」


「は!?ちょ……ぇぇえぇえぇぇえぇぇ!!!!????」

バシャッと水音をたてる

「……あ……お願いします…」

わしゃわしゃわしゃ

「こべりついてる…」


「やっぱ切った方がいいかなぁ?」


「知らないよ」

無言。

「俺、雲雀が血まみれになる姿が好きなんだけど嫌いなんだよ」


「結局どっちなの?」


「血濡れる雲雀は綺麗なんだけどそれが他人の手によって綺麗になってるのが嫌なんだよ。だから嫌い」


「独占欲…?バカだね」


「バカだよな〜。否定しねぇよ。」

「僕は血ぬれた君が嫌い」


「……ッ!!」

顔を持ち上げて甘いキス。

「え…?」

雲雀は挑戦的な笑みを浮かべて俺に言った。

「早くお風呂から上がりなよ。」


「なんで…?」


「僕を退屈させたら許さないからね」


「!!」

誰にも染まらないのが君なのかもしれない。

∴*☆∴*☆

雲雀さんに退屈させたら許さないを言わせたいがために作ってしまった…

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